サクラ大戦V EPISODE 0 〜荒野のサムライ娘〜 感想である。

つうわけで買いました、クリアしました。
現在プレイ時間は大体12時間くらい。
クリア時点では9時間くらいだったがそれでも大分遅い方らしい。


ハッキリ言ってサクラ大戦じゃないね。
ACTだからとかじゃなくてもっと根本的に違う気がする。
なんか”まったり感”が無いんだよなぁ。
以前までならアドベンチャーパートで自分の好きなところに行けて、ストーリーと関係無い話をしたり、
風呂場をのぞいたり、目当てのキャラクターを探しまくったりできた。
んであくまでもアドベンチャーパートがメインで戦闘は締めみたいなもの。
終盤以外はせいぜいプレイ時間の3割程度でちょうどいいバランスだったし。
重要なのはメインよりも脇を固めるストーリーとは関係の無いイベント。
それらが仮想世界にプレイヤーを浸らせてくれた。
んでその世界を如何にしてより楽しんでもらうかっていう工夫がなされてたと思う。


今回は戦闘ばっかしてる。
自分で歩き回れるパートは一切無し。
っていうかアドベンチャー的なパートもあるにはあるが戦闘前にちょろっと話す程度。
しかも完全に一本道っぽいので勝手に進んでいく感が高い。(まぁ以前も結局は一本道だが)
そもそも主人公が女なうえやたら喋りやがるのでどうしても第三者な立場になってしまう。
世界に浸る以前に世界に入れてももらえないんである。
さらに今回は前にもましてキャラクタ比重が高い。
というより世界に対する比重が低いんだろう。
アメリカ大陸を横断していくためどうしても地域に対しての思い入れが薄められる。
スケールが大きくなった分、プレイヤの持つイメージもぼんやりしたものになってしまうし。
これがテキサスだけとかならもうちょっと変わってた気がするがな。


確かにアクションゲームとして売ってるんだからこれが正しい気もするが、
ファンとしては以前のゲームの戦闘パートをアクションに置き換えただけみたいな感じのほうが良かったなぁと。
手抜きっぽいけどそれが一番サクラ大戦らしい。