サクラ大戦V 感想である。

って訳でクリアしました。
やっぱプレイ日記を書かないと一気に進んでしまうなぁと。
まぁ今回話数が全部で8話だけと少なかったってのもあるんだが。
入隊の話 + 隊員の個人エピソード*5 + デート + 最終話ってのはやっぱ短い。
デートの前後にあと2話ぐらい欲しかった・・・
プレイ時間自体は28時間もかかってるんだけどもこれは話のボリュームが増したっていうより戦闘が複雑になったからなのよね。
当方としてはサクラのキモはADVパートだと思ってるので水増しっぽく感じる。


ボリュームの少なさに関連するところではミニゲームが一切無いってのも問題。
個々の隊員ごとのゲームが無いのですらどうかと思うのに"こいこい大戦"、"カジノ大戦"的なものすら無い。
サービス満点具合がサクラの魅力の一つだったのにこの手抜き具合は痛い。
ミニゲームで時間を費やしてるうちにキャラクタ達を好きになる事だってあるのになぁ・・・
新人研修レベルのモノでいいから入れて欲しかった。
もしかして今後ファンディスク的に売っていくんじゃないだろうな・・・?


ストーリーは短いってこと以外は結構良かったと思う。
特に昴の話はパズルとか女装とかのスパイスが効いてる上に熱血度が非常に高くてイイ感じ。
当初サジータでクリアする予定だったのにここで完全に昴に転んじまいましたよ。
昴の性別が最後まで解らないってのは賛否両論あるかもしれないけど個人的にはそれ以外はありえない結末だったんじゃないかと。
実は女ってことにすると完全にレニと被っちゃうし、男でしたって言われたら悲しくなるしかないからなぁ。
今回のエンディングは旅立ちじゃなかったけどもそれはまだ新次郎にとって紐育が赴任先になってるからだろうな。
もし次に何処か行ったとしてもちゃんと拠点としてココに戻って来てくれるのか?
せっかく続きがあるようなエンディングにしたんだから絶対に続きは出してくださいよ!セガ様!!
あとプレイしてたらるろうに剣心のパクリっぽい個所に何個か気付いた。
蘭丸が信長に殺されるシーンとかサジータの「お前の全てを否定してやる」とか。
パクリ云々よりもなんでるろ剣に偏ってるのかが気になった。


ADVパートはちょっと不満点が多いかな。
まず好感度が設定されてるキャラが星組 + ラチェット + 虹組しか無い点。
3みたいに街中の人に好感度が設定されてたらもっと世界観を楽しめたと思うんだがなぁ。
今回は街の人とのカラミが薄すぎて紐育って街に感情移入があんまり出来なかった。
エンディングでも印象的なものは少なかったし・・・
街中を3Dで自由に歩けるってのは最初は楽しいと思ったけどあんまり意味は無いんじゃないかと思う。
動ける範囲も狭くて結局閉鎖感が強いし。
まぁあまり大きくし過ぎると移動の手間が面倒になってしかたないとは思うけど。
あと今回会話に占めるLIPSの存在率が少なくないか?
折角誰かに出会ったと思って喜んでもLIPS出て来ずそのままオサラバなんてザラにあったぞ。
ミニゲームと同様手抜きな感じが否めないんだよなぁ・・・


戦闘は今回難易度が上がってて白熱した!!
最初は使いどころが良くわからなかった「連携」が後半になるにつれて重要度を増してきて大活躍。
ごり押しの攻撃だけじゃなく布石としての移動を考えるようにもなるし非常に面白いと思った。
空中戦はデッカイ敵と戦えるってだけでも意味があったんじゃないかと。
敵のどのパーツから壊していくかって個々の戦略が練れるのもいいし。
自分はもっぱら敵の全武器を破壊してから最後じわじわと止めを刺しちょりましたよ。
文句があるとすれば見回す視点が使いにくくて周りの状況、特に味方機の位置なんかが把握しにくいこと。
ボタン押せばある程度の位置を矢印とかで示してくれたら良かったんじゃないかなと思う。


その他音楽とかはいつも通り良かった。
個人的に一番気に入ったのはサジータの曲だな。
大人っぽいんだけども優しい感じもしてハーレムの雰囲気にピッタリだった。
ああ、あと文句一つ言い忘れてた。
「紐育華撃団、レディー!ゴー!!」はやっぱり「紐育華撃団、参上!!」にして欲しかったなぁ。
こっちのほうが気合が入るからね。


とまぁなんだかんだいっぱい文句を書いてしまいましたけども紛れも無く名作でしたよ。
何年も待ってた甲斐があったと思います。
あぁ、しかし本当に今日から寂しくなるなぁ・・・